2022.3.1
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[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第136回]


●CPLDロジアナ(25)表示波形の先頭データ

前回SAVEされるファイルのバイト数の説明のところで「先頭にファイル情報の3バイトが付加される」と書きました。
実はCPLDロジアナの波形表示画面にはこの先頭の3バイトを含めて表示が行なわれます。
先頭の3バイトは波形データではありませんから本当は波形として表示すべきではありません。
当初はプログラムのデバッグのためにそのようにしていたのですが、今後も何かの役に立つかもしれないと思ってそのまま表示させることにしました。
下は前回の最後にお見せしたサンプリングクロック20MHzの波形です。



縦にならんだPROBE0〜PROBE7までの8個の値がデータとしては8ビット1バイトに相当します。
PROB0がビット0でPROBE7がビット7です。
そして各ビットの1が波形のHとして表示され、0がLとして表示されます。
先頭の3バイトも同じ配列です。
一番最初の1バイトはサンプリング周波数を示します。
このあたりのことはCPLDロジアナを使う上では全く知る必要のないことです。
ときどき書いていますように当記事は私自身の備忘録も兼ねて書いています。
これが後になってから意外と役に立ったりしています。
そういうことなのでざっと読み流していただければと思います。
それでその最初の1バイトの値を16進数で示すと
00が100MHz
01が50MHz
02が20MHz
03が10MHz
04が5MHz
05が2MHz
06が1MHz
07が500KHz
になります。
第2バイトはトリガプローブを示します。
00がPROBE0
01がPROBE1
02がPROBE2
03がPROBE3
04がPROBE4
05がPROBE5
06がPROBE6
07がPROBE7
です。
第3バイトはトリガプローブの立下りで測定を開始するか立上りで開始するかを示します。
00が立下り(↓)で01が立上り(↑)です。
以上の説明を参照しながら上の20MHzの波形を見てください。
波形の一番最初の部分は上から2番目(PROBE1)だけがHでほかはLです。
これを2進数のビット表現で示すと一番下(PROBE7)が最上位ビットで一番上(PROBE0)が最下位ビットですから
00000010
になります。
02ですから20MHzです。
その右側には一番上(PROBE0)だけがHでほかはLという波形が2つ続いています。
00000001
です。
01ですから2番目はトリガプローブがPROBE1であることを示していて、3番目は立上り(↑)で測定を開始することを示しています。

CPLD入門![第136回]
2022.3.1upload

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