2019.2.20
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[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第9回]


●実際に使ってみました

前回までのところでは基本的な予備知識について書いてきました。
今回はいきなり実践(実戦?)です。
ジャノ目基板に組むこともできますが、44本も配線するのは結構面倒です。
試作を兼ねてプリント基板を作ってしまいました。

シルクでPICUSBIFとマーキングしてあります。

ND80Z3.5などではPIC18F14K50を使ったUSBインターフェースを搭載しています。
PICは便利なのですが、Z80などの外部I/Oとして使おうとするとCPUとPICとの間のインターフェースがなかなかに面倒です。
そこの部分をCPLDに置き換えてしまおうというわけです。
基板中央部分の少し上側に44pinPLCCソケットがあります。

PLCCソケットにEPM7032SLC44を実装しました。

その上方にある10pinのコネクタがJTAGです。
この写真のようにCPLDをターゲット回路に実装したまま回路プログラムをJTAGを経由して書き込むことができます。
ということは、ICソケットを使わなくてじかにCPLDを基板にハンダ付けしてしまったあとからでもプログラムを書き込むことができるのです。
これはなかなかに便利です。
左側にあるのはPIC18F14K50で、その上にはUSBコネクタがあります。
PIC18F14K50の下にあるのはPIC18F14K50に12MHzを供給するためのクリスタル発振回路です。
右側にある26pinコネクタはND80Z3.5などの増設用I/Oコネクタと同じ端子配列のコネクタです。
ND80Z3.5などはすでにPIC18F14K50を使ったUSBIFを搭載していますから、今回の回路を増設する意味はありませんし、実際回路がぶつかってしまいますから、増設することはできません。
実はUSBIFを搭載していないZ80ボード(ND80ZSM)に接続することを想定しています。

下はND80Z3.5のPIC18F14K50周辺回路のうち今回作成した試作回路に相当する部分の回路図です。
破線で囲んだ部分をEPM7032SLC44に置き換えました。

PIC18F14K50をZ80CPUに接続するためにはこれだけの回路が必要になってしまいます。
そこのところをCPLDに置き換えてみました。

本日は時間がなくなってしまいました。
続きは次回にいたします。

CPLD入門![第9回]
2019.2.20upload

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