復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第168回]
●FORTRAN80
先週末から今週はじめまでの3日間は、またもや泥沼でもがいておりまして、更新ができませんでした。
4日ぶりの更新です。
何をやっておったのか、と申しますと。
お題にありますように、Microsoft社の古典的なFORTRANコンパイラFORTRAN80をND80ZVのCP/M互換DOS上で走らせようともがいておりましたのです。
先日ご紹介しておりましたMBASIC([第157回])はインタプリタですが、このFORTRAN80はコンパイラです。
FORTRANは私がはじめて習い覚えた高級言語で、もうかれこれ40年近く昔のことになります。
当時勤めておりました会社のコンピュータルームに鎮座ましましておりました富士通のFACOM450だったか45だったかそのような名前の大型(中型?)コンピュータにぞっこん惚れ込んでしまい、無理矢理押しかけて仲間に入れてもらい、業務の合間に「ちょっとこれ、流してくれない」てな調子でパンチカードの束を渡したりしたものでした。
当時はプログラムの1行を1枚のカード(ハガキをもう少し細長くしたくらいのサイズ)にカードパンチャーで穴をあけたものをプログラムとして読み込ませて実行しました。
プログラムの1行が1枚ですから、ちょいと長くて500行くらいのプログラムになると持ち運びも大変でした。
ともかくそういう懐かしい思い出の残るプログラム言語ですから、そのうち走らせてみたいと思って、実はMBASICと同じ時期に(今年2月ごろ)ダウンロードしておいたのです。
入手先はMBASICと同じ、こちらのサイト(http://www.retroarchive.org/cpm/lang/lang.htm)からダウンロードさせていただきました。
Mbasic.comの5行ほど下にF80.ZIPがあります。
そこをクリックして、F80.ZIPをダウンロードしてディスクに保存してから、解凍します。
解凍すると、FORTRAN80本体(F80.COM)以外にいくつかのファイルが現れます。
しかし。
さて。
これを一体どのようにして、動かすのだ?
インターネットはほんとに便利でありまして、情報の宝庫であります。
あちこち検索しておりましたら、ちょうどぴったり、というサイトに行きつきました。
こちらのサイトです。
http://ldlabo.hishaku.com/NO35/main.htm
おお。
私と同じところからダウンロードされたようです。
このFORTRAN80もMBASICと同様Microsoft社の製品でありますから、フリーではないと思うのでありますが。
ま、しかし。
個人として使う分には問題はないでありましょう。
もちろん、配布するなどということはできませぬから、ご興味がお有りの方はご自身でダウンロードなさってくださいませ。
上記サイトにはFORTRANの短いサンプルプログラムが紹介されております。
私自身はもう40年も前のことですから、FORTRANなど全く完全に忘却してしまいまして、露カケラほどの記憶も残ってはおりませぬ。
FORTRANのプログラムをどうやって書いたらよいのか、さっぱりわかりません状態でありましたから、上記サイトにありましたサンプルプログラムをそのままそっくり有り難く使わせていただくことにいたしました。
こちらが、有り難く使わせていただいたFORTRANソースプログラムです。
PROGRAM HELLO WRITE(3,100) 100 FORMAT(' HELLO WORLD!! by FORTRAN80') WRITE(3,110) 110 FORMAT(3X,'A,B,C,D=') READ(3,120) I,J,L,M 120 FORMAT(4I15) K=I+J+L+M WRITE(3,200) K 200 FORMAT(3X,'A+B+C+D=',I5) END |