復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第479回]
●E−80のCP/M互換DOSでは232Cは未完成なのですが…
前回の終わりのところに、E−80用のCP/M互換DOSでは、BIOSの232C機能部分は未完成です、と書きました。
注意深い読者様でしたならば、[第477回]でH様がE−80のCP/Mモードで232C送受信のテストをしてみえることに気付かれたことと思います。
232Cに関してはE−80とND80ZVとではハードウェアが全く異なるために、ND80ZVのBIOSのままでは使い物にならないとするならば、一体H様はそこのところをどのようにしてクリアされたのでしょうか?
H様もそのこと(E−80のCP/M互換DOSでは232C機能、具体的にはファンクション03および04が働かないこと)に気が付かれて、そのことについてはメールでご指摘をいただきました。
まあ、普通はそれで「できません」で終わってしまうところなのですが、さすがはH様です。
プロ顔負けという形容がありますが、H様はまさにその形容がぴったりという感じです。
E−80試作3号機をH様にお送りしましたときに、参考にしていただければという気持ちで、私が動作テストに使ったテストプログラムをCDROMに入れて、テスト内容の簡単な説明書と共にお送りしました。
H様はその説明書を参考にされて、CDROMにありました232Cのマシン語テストプログラム(232TEST1,232TEST2)をうまく組み込んで利用されたのだそうです。
こちらが232TEST1のアセンブルリストです。
2013/7/27 20:48 232test1.txt
END=802F
;;; E-80 232C CH0 TEST(sousin)
; 12/12/10 12/11 13/7/27
;
ORG $8000
;
8000 3E64 LD A,64
8002 ED DB ED
8003 39 DB 39
8004 00 DB 00
8005 3E07 LD A,07
8007 ED DB ED
8008 39 DB 39
8009 02 DB 02
800A 3E00 LD A,00
800C ED DB ED
800D 39 DB 39
800E 04 DB 04
800F 212880 LD HL,DATA
8012 56 LP1:LD D,(HL)
8013 ED LP2:DB ED
8014 38 DB 38
8015 04 DB 04
8016 E602 AND 02
8018 CA1380 JP Z,LP2
801B ED DB ED
801C 11 DB 11
801D 06 DB 06
801E 23 INC HL
801F 7A LD A,D
8020 FE0A CP 0A
8022 C21280 JP NZ,LP1
8025 C33310 JP $1033
8028 41 DATA:DB 41
8029 42 DB 42
802A 43 DB 43
802B 37 DB 37
802C 38 DB 38
802D 39 DB 39
802E 0D DB 0D
802F 0A DB 0A
;
DATA =8028 LP1 =8012 LP2 =8013
|
こちらが232TEST2のアセンブルリストです。
2013/7/27 20:49 232test2.txt
END=802F
;;; E-80 232C CH0 TEST(jusin)
; 12/12/10 12/11 13/7/27
;
ORG $8000
;
8000 3E64 LD A,64
8002 ED DB ED
8003 39 DB 39
8004 00 DB 00
8005 3E07 LD A,07
8007 ED DB ED
8008 39 DB 39
8009 02 DB 02
800A 3E00 LD A,00
800C ED DB ED
800D 39 DB 39
800E 04 DB 04
800F 212880 LD HL,DATABF
8012 ED LP2:DB ED
8013 38 DB 38
8014 04 DB 04
8015 E680 AND 80
8017 CA1280 JP Z,LP2
801A ED DB ED
801B 10 DB 10
801C 08 DB 08
801D 72 LD (HL),D
801E 23 INC HL
801F 7A LD A,D
8020 FE0A CP 0A
8022 C21280 JP NZ,LP2
8025 C33310 JP $1033
8028 00 DATABF:DB 00
8029 00 DB 00
802A 00 DB 00
802B 00 DB 00
802C 00 DB 00
802D 00 DB 00
802E 00 DB 00
802F 00 DB 00
;
DATABF =8028 LP2 =8012
|
いずれも単独で機能するプログラムですし、なるべく簡単にテストしてしまおうという気持ちで作ったものですので、これを組み込んで使うためにはそれなりの知識と経験が必要です。
しかもこのプログラムは「CP/Mモード」ではなくて「ZB3BASICモード」でテストするためのプログラムです。
それを難なくこなされたH様はさすがでありまして、実に心強い助っ人であります。
H様。今後ともご協力いただきますようお願いいたします。
ワンボードマイコンでCP/Mを![第479回]
2013.9.22upload
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