マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第12回]
●HSYNC回路(4)
本日は時間がありません。
画像を中心に簡単な説明だけいたします。
実はこのところ書いております文字の縦線の一部が太く表示されてしまう原因と対策について追求している過程で今まで気が付かなくて見落としていた回路のミスをみつけてしまいました。
こちらは修正前のHSYNC信号の波形です。
上側(CH1)がHSYNC信号で下側(CH2)はH、Lが1文字幅のクロックパルスです。
HSYNCは12文字(96ドット)のはずなのに10文字分の幅しかありません(データは「CRTインターフェースボードの製作」[第17回]参照)。
こちらはHSYNCとHBLANKです。
上側(CH1)がHSYNC信号で下側(CH2)はHBLANC信号です。
HSYNCが既定より2文字短くて代わりにバックポーチは規定よりも2文字長くて8文字分あります。
結果としてはこの状態でも画面の表示におかしな影響は出ていませんでした(だから回路のミスに気が付きませんでした)。
しかしミスに違いありませんから回路を直すことにしました。
こちらが回路を修正したあとのHSYNC信号です。
HSYNCの幅が12文字分になりました。
こちらは修正したあとのHSYNCとHBLANKです。
バックポーチが6文字幅になりました。
回路図上に変更部分を描き加えました。
[第10回]の回路図は上図の変更を行なったあとの回路図です。
回路図を直すのは簡単ですが実際の回路を修正するには、ゲート4個を入れ替えるというちょいとした手術が必要です。
とりあえず試作基板に手を入れて修正しました。
ここ何回かの記事でお見せした写真は上のように変更したあとで撮ったものです。
発注寸前までできていた新プリント基板のアートワーク図ですが、またまた修正しなければなりません。
前回説明しましたトリマ抵抗の追加も狭い場所にはめ込まねばならなくてなかなかにつらい作業なのですが、今回の変更はもっとつらい変更をしなくてはなりません。
まあでも基板を発注する前に気が付いてよかったです。
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第12回]
2017.2.19upload
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