２０１７．６．５
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マイコン独立大作戦
ＣＲＴ/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作
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ＷｉｎｄｏｗｓパソコンにＵＳＢ接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてＷｉｎｄｏｗｓ
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なＣＲＴディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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［総合第８３回］


●ＡＺＴＥＣ　Ｃ（３）

前回はＣＯＰＹコマンドのエラーを疑ったのですが、ＷｉｎＭｅｒｇｅでコピー元のファイルとコピー後のファイルを１つずつ比較した結果、全て一致しているという結果が出てしまいました。
そうなるとＺＢ３ＤＯＳの何かの機能に問題があるのか、ということになりますがそれにしてはエラーの出方が余りに極端です。
下は［総合第７９回］で見ていただいたＡＳＴＥＣ　Ｃのエラー表示画面です。

よくよく落ち着いて見ますと、このエラーメッセージは余りに異常です。
Ｃコンパイラなのに、どうやら最初のｍａｉｎ（）でひっかかっているように見えます。
いくらなんでもそれはおかしいでしょう。
ＴＥＳＴ４．Ｃのソースリストは［総合第７８回］でお見せしました。

#include "stdio.h"

main()
{
    printf("char %d\n", sizeof(char));
    printf("short %d\n", sizeof(short));
    printf("int %d\n", sizeof(int));
    printf("int * %d\n", sizeof(int *));
    printf("long %d\n", sizeof(long));
    printf("float %d\n", sizeof(float));
    printf("double %d\n", sizeof(double));
}

どこにもおかしなところは無いように見えます。
こうなってきますと、一体「ｅｒｒｏｒ　７」というのがどういうエラーなのかを知りたくなります。
ＡＺＴＥＣ　Ｃのマニュアルが入手できれば、何かわかるかも知れません…。

いやあ。
やっぱり捜してみるものです。
インターネットは実にありがたいです。
ＡＺＴＥＣ　ＣのＵＳＥＲ　ＭＡＮＵＡＬがみつかりました。


［出典］Ｍａｎｘ　Ｓｏｆｔｗａｒｅ　Ｓｙｓｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．「ＡＺＴＥＣ　Ｃ　Ⅱ　Ｕｓｅｒ　Ｍａｎｕａｌ」

それで、ｅｒｒｏｒ　７　について書いてあるかどうか、確認してみましたら。
しっかり書いてありました。

［出典］Ｍａｎｘ　Ｓｏｆｔｗａｒｅ　Ｓｙｓｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．「ＡＺＴＥＣ　Ｃ　Ⅱ　Ｕｓｅｒ　Ｍａｎｕａｌ」

うむむ。
おや、なんだか意味深なことが書いてあるじゃありませんか。
宣言文の終わりに　；（ｓｅｍｉｃｏｌｏｎ）が無いとか、変数の間に　，（ｃｏｍｍａ）が無いときなどにこのメッセージが出される？
なるほど。

時としてコンパイラは次の行に行ってからそこでエラーを検出する。
おお。
＃ｉｎｃｌｕｄｅファイルの最後の　；（ｓｅｍｉｃｏｌｏｎ）が落ちていると…！
おお！
ひょっとすると、そういうことか！
ｓｔｄｉｏ．ｈの文末にエラーがあったとすれば、その次のｍａｉｎ（）まで読み込んでそこでエラーになる、ということかも。

いえ。
ｓｔｄｉｏ．ｈのファイルの終わりに　；（ｓｅｍｉｃｏｌｏｎ）が落ちていると疑ったわけではありません。
突然思い出したのです。
ひょっとしたら、「あれ」が落ちているのではないか？

次回に続きます。

ＣＲＴ／ＶＧＡＩＦ＋ＫＥＹＩＦ＋ＳＤＣＡＲＤＩＦボードの製作［総合第８３回］
２０１７．６．５ｕｐｌｏａｄ

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