2019.1.21
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ワンボードマイコンをつくろう!(パソコンの原点はここから始まった) TK80ソフトコンパチブル!8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます

[第138回]


●新しいボードです

このテーマでは久し振りですが、KL5C80A12マイコン、AM188マイコンの記事は昨年来、今年に入ってからも続けて書いてきています。
そのKL5C80A12マイコン、AM188マイコンの新しいボードについての紹介記事を最後に書きましたのが今月10日ですから、まるっと10日もお休みしてしまいました。
風邪でもひいて寝込んでいるのではなどとご心配をおかけしてしまったかもしれませんが、おかげさまで風邪もひかずに元気で相変わらず仕事命に徹してがんばっております。
ええ、この10日間も休みなしで、年を越してやり残してしまったご注文などを必死で片付けておりました。
土曜も日曜も休まずにがんばったおかげでやっとなんとか一息つくことができました。
それで久し振りに更新ができたという次第です。

上にも書きましたようにこのところずっとKL5C80A12マイコン、AM188マイコンについて書いてきましたので、いきなりND80Z3.5のテーマで書くのはいかにも唐突なのですけれど、今回紹介するボードはND80Z3.5から派生したボードですので、記事の流れとしては唐突ですけれど、およそ3年ぶりにこのテーマでまとめることにしました。

ND80Z3.5から派生したボードですけれどコンセプトとしてはKL5C80A12マイコン、AM188マイコンの新しいボード(ND80KL/86US)と同じです。
ND80Z3.5はその昔のTK−80と同じスタイルのまま、ハード、ソフトの機能を拡張して、WindowsパソコンとUSB接続して自前のBASICやZB3DOS(CP/M互換DOS)などを実行できるようにする一方で、マイコン独立化セット、新マイコン独立化セットと接続してWindowsパソコンと接続しないで独立してフルキーボード入力とVGAディスプレイへの表示を行なうことができるところまで進化しました。
その独立システムでもBASICの実行やZB3DOS(CP/M互換DOS)が実行できます。
確かにTK−80的スタイルはマシン語の入門機としては最適なのですが、そこから発展してWindowsパソコンとUSB接続して、あるいは独立したマイコンシステムとしての用途を考えると、そこでは7セグメントLEDや5×5キーの出番はほとんどありません。
ならば入門機を卒業したあとの後継機としては7セグメントLEDや5×5キーボードは外してしまってもよいのでは。
というのがそのコンセプトです。

何はともあれその新ボードのご紹介です。
新製品「ND80ZUS」です。

この写真では横向きになっていますが、左を下にして縦長に置くとND80Z3.5の左側部分(ND80Z3.5の右側の7セグメントLEDと5×5キーボードをカットした残り)に相当していることがわかります。
まさにその通りで、ND80Z3.5から7セグメントLED表示と5×5キー入力の機能をはずして、WindowsパソコンとのUSB接続、独立化セットとの接続に特化しました。

Windows7パソコンとUSB接続して起動中の画面です。

ND80Z3.5では5×5キーボートで[I/O][8]とキー入力することでUSB接続が確立されますが、この新しいボードではUSBケーブルでWindowsパソコンと接続して電源ONしたあと、WindowsパソコンのコマンドプロンプトでZB3.EXE(またはZB3U6.EXE)を実行すると、それだけで上の画面まで進みます。
そのあとWindowsのフルキーボードから’Z’を入力するとZB3BASICが起動します。


今度はZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動してみます。

ZB3DOS.EXEを実行すると先ほどと同じ画面になります。
ここで’Z’を入力してZB3BASICが起動するところまでは同じです。

そのあと/CPMコマンドを実行します。


ZB3DOS(CP/M互換DOS)が起動しました。

MBASICを起動しました。

STARTREKをLOADしました。


STARTREKを実行中の画面です。


ZB3DOSを終了してリモート接続も終了しました。


ワンボードマイコンをつくろう![第138回]
2019.1.21upload

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