標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第270回]

●基板を発注しました

プリント基板を発注しました。
仕上がりは2〜3週間先です。
それまでに、組立説明書を書かねばなりません。
まだまだ苦しい日々が続きます。

●やっぱりミスがありました

前回UPした図面を念のために眺めていましたら、「や、や、や!」、ミスをみつけてしまいました。



図の丸印の部分、信号ラインが、もろ、GNDを横切ってしまっています。
いやあ、ガーバデータを送る前でよかったけれど。
ううむ、この調子だと、まだミスがみつかったりして、せっかくの基板にジャンパ配線が必要になるかも…。
もう、データを基板屋さんに送ってしまいましたから、あとは野となれ、です。

●USB回路は別基板にしました

USB・RS232C変換用IC、FT232RLの回路は「つくるCPU」の本体基板に実装するつもりでした([第222回]参照)。
FT232RLは28pinフラットパッケージでピン間は0.6mmですから、ちょっとハンダ付けが難しいのですけれど、ここだけ別基板にするとコストが上がってしまいます。
本体基板に実装しようと考えたのは、そのコスト上の理由からです。

しかし、組立キットとして考えた場合、このICのハンダ付けは、確かに問題です。
ずっとお読みいただいている方からもメールで、ここはちょっとハードルが高いのでは?というご指摘をいただきました。

それじゃあ、ここだけICを実装して出すことにしようか、とも考えました。
うーん。でも、そうすると、そこだけ動作テストして出すことになるけれど、それはテストが大変。

それに、万一ハンダ付けミスとか、動作不良のものが出てきてしまった場合、そこだけの理由で巨大なプリント基板一枚がまるごとパアになってしまいます。
コストを気にして、結果的にかえってコスト高になってしまう可能性もあるかもしれません。

ここはやっぱり別基板にした方がよさそうです。
ということで、USBコネクタ+FT232RLだけ、別基板で作って、「つくるCPU」本体の上に、10pinのストレートコネクタで取り付けることにしました。



この基板はFT232RL、USBコネクタやその他のパーツを実装して、完成品で供給する予定です。
2009.7.6upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る