標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第301回]

●組立説明書の続きです

☆☆☆じつはあと少し、「道草」の続きもあるのですけれど、あんまり本題から外れたままではいけませんから、今回は何日ぶりかで組立説明書の続きを書くことにいたします。
組立説明書も最初のころはいっぱい説明図を描かなければならなかったので大変だったのですが、それもおおむね済みましたから、少しは楽になりました。
☆☆☆


●[注意]リード線のカットの仕方

☆☆☆
組立説明書の抵抗などのリード線をカットするときの[注意]を書くのを忘れていましたので、あとから追加して書きました。
以下は、組立説明書に追記した内容です。☆☆☆

抵抗やダイオードやコンデンサなどをハンダ付けしたあと、リード線の余分な部分はニッパーでカットしますが、このときニッパーの向きに注意しないと、基板配線パターンをニッパーの刃先で傷つけて断線させてしまうことがあります。


意識しないでリード線をカットしようとすると、大抵は図の左側の向きにニッパーを使うことになりやすいのですが、これは危険な使い方です。
少しニッパーが深く入ると、刃先で基板面の配線パターンもカットしてしまいます。

慣れないうちはちょっと扱いづらいのですが、図の右側のようにニッパーの刃先の片方をリード線と基板の間に差し込むようにして、刃の背中が配線パターンの側を向くようにして、リード線をカットするようにしてください。

☆☆☆ここからが組立説明書の続きです☆☆☆

●[2]メモリ(RAM)回路とスイッチ入力回路
2−1. ICの取付け


下の表にしたがってICを取付けます。
ICには、向きがあります。 間違えないようによく注意しながら作業してください。

部品番号 部品名 ピン数
IC197 HC238(*) 16
IC227 HC04 14
IC228 HC04 14
IC229 HC04 14
IC230 HC04 14
IC236 HC04 14
IC245 HC05 14
IC247 HC05 14
IC248 HC08 14
IC262 HC126 14

(*)HC283ではありません。間違えないように注意してください。

●2−2.ICソケットの取付け

IC261に28pinのICソケットを取付けます。
切り欠きの向きを合わせるように取付けて、ICと同じ要領でハンダ付けをします(下図)。
全部のピンが折れ曲がったりしないで基板の裏まできちんと出ていることを確認してから、ハンダ付けをしてください。
IC261はRAM実装用ですが、まだICソケットにRAMは取付けないでください。



●2−3.集合抵抗の取付け

下の表にしたがって集合抵抗を取り付けてハンダ付けをします。
向きを間違えないようによく注意してください。

部品番号 部品名 表示、形状
B33 2.2Kx8 9pin,222
B34 2.2Kx8 9pin,222
B35 2.2Kx8 9pin,222
B38 2.2Kx8 9pin,222
B43 1Kx8 9pin,102
B44 1Kx8 9pin,102


●2−4.抵抗の取付け

下の表にしたがって抵抗を取付けてハンダ付けをします。
抵抗の色コード表示については、T部品表のところで
説明していますので、適宜参照してください。

部品番号 部品名 表示、形状
R74 100K 茶黒黄金
R77 100K 茶黒黄金
R84 100K 茶黒黄金
R90 1K 茶黒赤金
R91 10K 茶黒橙金
R115 10K 茶黒橙金
R116 10K 茶黒橙金
R117 10K 茶黒橙金
R118 10K 茶黒橙金
R119 1K 茶黒赤金
R120 100K 茶黒黄金
R121 4.7K 黄紫赤金
R124 10K 茶黒橙金


●2−5.コンデンサの取付け

C27に0.1μFのセラミックコンデンサ(水色)を取付けてハンダ付けをします。

●2−6.ダイオードの取付け

D1〜D24とD27、D28にダイオード1SS133を取付けてハンダ付けをします。
向きを間違えないように注意して取付けてください。
[注意]1SS133はガラス製で壊れやすいので、余り根元で無理にリード線を折り曲げたりしないように注意してください。

2009.8.7upload

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