標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第622回]
●約1ヶ月ぶりに、ND80ZV組立説明書の続きです
ここのところずっと横道にそれて脱線したまま走ってきてしまいました。
やっと説明書の作成作業も終わりそうです。
作業を急がなければなりません。
でも、まずは軌道を本線に戻しましょう。
[第594回]でND80ZVの組立説明書の紹介を開始しました。
そして[第597回]で、7セグメントLEDの取付が済んだところまできて、そのあと[第598回]で突然にWindows7のお話しになってしまいました。
それ以後約1ヶ月間中断したままになってしまいました。
そうそう、そのWindows7でUSB接続ができなくてこけてしまったことが、ND80ZV組立説明書の紹介記事が中断してしまったそもそもの原因だったのですけれど、確かWindows7でND80ZVがHIDデバイスとして認識されなかったことをどのようにクリアしたのか、というあたりについては、まだ書いておりません。
そちらも片付けなくてはいけないのですけれど、なにしろいろいろ次から次へと問題が出て来てしまったものですから、いつの間にやらこんなに日数が経ってしまいました。
もうほとんど記憶にありません。
うう。
ですから。
がんばって思い出すまでに、ちょっと時間が必要です。
ですので、そのHIDの認識について解決に至った過程のお話しはちょっと後にさせていただいて、まずはND80ZV組立説明書の続きから再開させていただきます。
●[9]26pinフラットケーブルコネクタの取り付け
CN2とCN3に26pinフラットケーブル用コネクタを取り付けます。
フラットケーブルコネクタには向きがあります。
向きを間違えるとフラットケーブルを差し込んだとき、信号の端子配列が全部逆になってしまいます。
図を良く見て間違えないように正しい向きに取り付けてください。
CN2とCN3は誤挿入防止用切り欠きが互いに向かい合う向きになります。
基板から浮き上がったり傾いたりしていないことを確認してから、全部の端子をハンダ付けします。
ICやICソケットと同じように、まず端の2個所程度をハンダ付けして、浮き上がったりしていないことを確認してから、残り全部のハンダ付けをするとよいでしょう。
●[10]スピーカ用3.5Φジャックの取り付け
J1にスピーカー用3.5Φジャックを取り付けてハンダ付けします。
スピーカー用ジャックは端子もランドパターンも大きいので、なかなか熱が伝わりません。
ハンダがよく溶ける程度になるまで、端子と基板パターンの両方に、ハンダゴテを少し長く当ててから、ハンダをつけるようにします。スピーカー用ジャックはICなどの半導体ではありませんから、多少長くハンダゴテを当ててもよいですけれど、それでも余り長く加熱し過ぎないようにしてください。
部品番号 | 部品名 |
J1 | スピーカー用3.5Φジャック |
●[11]電源ジャックの取り付け
J3に電源ジャックを取付けます。
電源ジャックは端子もランドパターンも大きいので、なかなか熱が伝わりません。
電源ジャックのハンダ付けの要領や、注意することは[10]スピーカー用3.5Φジャックの取り付けと同じです。
部品番号 | 部品名 |
J3 | 電源ジャック |
●[12]USBコネクタの取り付け
J2にUSBコネクタをとりつけてハンダ付けをします。
4本の信号端子は細いので、無理に取り付けると折れてしまいます。
先に4本の信号端子をスルー穴に合わせて少し通しておいてから両サイドの固定用の足を通すようにしてください。
部品番号 | 部品名 |
J2 | USBコネクタ |
●[13]RS232Cコネクタの取り付け
CN1にRS232C用9pinDSUBコネクタをとりつけます。
9本の端子がしっかりとプリント基板のスルー穴に通ったことを確認してから、全部の端子をハンダ付けします。
両サイドの穴にはボルトを通して、裏からナットで締めて固定します。
部品番号 | 部品名 |
CN1 | 9pinDSUBコネクタ |