2015.3.4

次へ
ホームページトップへ戻る

トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


[第1回]

●序に代えて

ついに。
と言いますか、
とうとう。
と言いますか、やっぱりこういうことになってしまいました。

いえ。
「TTLでCPUをつくろう!」を書いておりますときに、「これが完成したら、次はやっぱりあれだなあ」という思いはありましたです。
ですけれどねえ。
MYCPU80でもICが270個でしょう。
それだってもう十分に狂気でありましょう。

それをトランジスタでつくる?
それを狂気といわずしてなんともうしましょお。
「あかん。とおとお、じさまがいてしもうた」なんて救急車を呼ばれたりして。

ええ。
私だってわかっておりましたです。
どだい無理だって。

ところがですね。
昨年の暮れでしたか今年の始めのころでしたか、たまたまネットを検索しておりましたら。
「う?トランジスタでCPUを作った御仁がおるう?」
「や。これはぬかった。先を越されてしまったか!」

それにしても、よくぞやったではないか。
大したものだ。
どれどれ、一体どんなCPUなのだろうか?
で、さっそく訪問させていただきました。

ほうほう。
部品点数が約7000個。なるほど。
え?
クロックは1KHz?
単位が違ってるんじゃないの?誤記だったりして。
レジスタは…3個?
命令数は…14?

あ。
作者様には誠に失礼で申し訳ありませんけれど。
そうか。
その程度か。
安心いたしましたです。

いやあ。
でもですねえ。
おかげで火がついてしまったじゃありませんか。

ううう。
もお、たまらん。
作ってやろうじゃありませんか。
この私めが。
ほんもののCPUをトランジスタで!

もとはといえば、その昔。
無謀にもコンピュータを自作したいと夢想しておりましたころは、余りに無知のゆえに、リレー式のものを心に描いておりました。
その後にロジックICなる便利なものがあると教えられ、ついには8080と出会ってしまったことがきっかけで、とうとうこの道に入ってしまったのでありますが。
いつか自分で作りたいと思っておりましたコンピュータは、FORTRANが走るマイコンピュータ、でありました。
それから30有余年、さすがにFORTRANの使い方などすっかり忘れてしまっておりましたが、このたびやっとMYCPU80用ZB3DOS(CP/M互換DOS)が完成いたしまして、MYCPU80にCP/M互換DOSを乗っけて、その上でFORTRANが走るようになりました。
若かりし頃の夢が実現したのであります。
が。

おお。
しかし。
それをトランジスタで実現することができたなら!
うわあ。
あかん。
もお、ちわきにくおどるではにゃあか!

トランジスタでCPUをつくろう![第1回]
2015.3.4upload

次へ
ホームページトップへ戻る