2015.9.14
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第128回]


●[HC373]の回路図(2)

また間が空いてしまいました。
3日ぶりの更新です。
相変わらず多忙です。
なかなか思うようにはかどりません。

今回は前回に引き続いて[HC373]の回路図の続きです。
前回はレジスタREAD、レジスタWRITEの回路のみお見せしました。
今回はレジスタの本体部分の回路図です。
下はビット0〜ビット3の回路です。


そして下はビット4〜ビット7の回路です。


今回の回路図と前回の回路図をあわせると、やっと74HC373の1個分相当の回路になります。
トランジスタ版MYCPU80では、[HC373]を20回路近く使うことになりますから、レジスタだけで想像を絶するほどの大変な回路になってしまいます。

それはともかくとしまして、ちょいと書いておきたいことがあります。
[第119回]で基板配線のショートしているところをみつけて、基板配線をカットしました。
そのときにお見せした写真です。

中央からやや下に行ったあたり、T43とT51のベースラインが水平に通る線をまたいでショートしています。

部品を実装した基板の、その部分をカットしました。


下はその後に部品を全部実装して完成した基板の写真です。

真ん中から右寄りあたりにT43とT51が見えます。
この写真ではカットしたところはちょっと見えません。

写真を拡大してみました。

T51のほうはトランジスタに隠れてカット部分は見えませんが、T43のほうはほんの少しですが22pFのシルク印刷の「p」のところにカットしたあとが見えます。

で。
こちらが基板の裏側なのですが。

T43とT51はコネクタの下左あたりの位置になります。
実はこのところずっと説明してきましたテストの途中で気が付いたのですが、カットしたところをつなぐのを忘れていました。
つまり下の回路図の状態でテストをしてきたことになります。

T51とT43のベースには何もつながっていません。
ここはコンデンサの値をフィードバックして追加書き込みを続けるための回路です。
それが機能していなかったわけですから、D2とD3は本当に56pFのコンデンサのみで値を保持していたことになります。
少なくともテストの期間中は全く異常ありませんでしたから、なかなか大したものです。
それじゃあフィードバック回路も省略できるじゃないの、というようなものですけれど、いやそれはやっぱりさすがにコンデンサだけでずっと値を保持させていくというわけにはいきませんでしょう。
やっぱりフィードバック回路は必要だと思います。
しかし、我ながらすごい回路を考え出したものだ、とちょいと悦に入っております。

トランジスタでCPUをつくろう![第128回]
2015.9.14upload

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