2016.1.6
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第149回]


●[HC373]組立キットの製作(9)ビット1回路

今年になってからもうじき一週間になります。
皆様お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は大晦日も元日もいつもと変わりなくずっと仕事をしておりました。
おかげさまでこの一週間は静かな毎日でそれなりに作業が進みました。
でも今日あたりから電話やらメールやらFAXやらが入りだして一度に忙しくなってしまいました。
誠にありがたいことなのですが、そうなりますとまたHPを書く時間がなくなってしまいそうです。
幸いこの記事につきましては大体のところは元日、二日あたりに書き溜めておきましたので、少し手を加えるだけで済みますけれど、さすがにそろそろストックが尽きかけてきておりますので、ちょっと心配です。

さて。
ビット1の回路図です。


下の部品を実装します。
[抵抗]
R56 51KΩ
R57 200Ω(立てて実装する)
R58 51KΩ
R59 200Ω(立てて実装する)
R60 51KΩ
R61 200Ω
R62 10KΩ
R63 200Ω
[ダイオード]
D7  1N4148(立てて実装する)
D15 1N4148(立てて実装する)
D23 1N4148(立てて実装する)
D31 1N4148
[コンデンサ]
C38 22pFセラミック
C39 56pFセラミック
C40 22pFセラミック
C41 22pFセラミック
C42 0.1μFセラミック
[LED]
L7  赤LED

ここまでの実装をした写真です。


トランジスタを実装します。
[トランジスタ]
T57 2SA1015
T58 2N7000
T59 2SA1015
T60 2N7000
T61 2SA1015
T62 2N7000
T63 BS250(他のトランジスタと向きが逆になります)
T64 2N7000

トランジスタを実装した写真です。

トランジスタT63(BS250)(下から2つ目)だけは、そのほかのトランジスタとは逆向きになることに注意してください。

動作テストです。
7セグメントLEDが00000000のときに[2]とキー入力し、続けて[*(I/O)][OUT]とキー入力します。

I/Oアドレス00に対して02がOUTされた結果、[HC373]のビット7〜ビット2のLEDは消灯して、ビット1のLEDは点灯しました。

この状態で[HC373]からデータを読み込みます。
先に[0][0]とキー入力してデータ表示部の下位2桁の表示を00にします(写真は省略します)。

[*(I/O)][IN]とキー入力しました。

データ表示部の下位2桁が03になりました。
ビット0はまだ実装していませんから”1”が読み込まれます。

今度は[F][D]とキー入力しておいて、[*(I/O)][OUT]とキー入力しました。
ビット1のみを”0”にします。

[HC373]のビット7〜ビット2のLEDが点灯し、ビット1のLEDが消灯しました。
[HC373]のビット1に”0”が書き込まれたことが確認できました。

この状態で[HC373]からデータを読み込みます。
先に[0][0]とキー入力してデータ表示部の下位2桁の表示を00にします(そのようにしたときの写真は省略します)。
[*(I/O)][IN]とキー入力しました。

7セグメントLEDのデータ表示部の下位2桁がFDになりました。
[HC373]から値が読み込まれた結果、ビット1だけが”0”になりました。
[HC373]から正しく値が読み出せたことが確認できました。

トランジスタでCPUをつくろう![第149回]
2016.1.6upload

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