2020.1.4
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第190回]



●RAMボード

あけましておめでとうございます。
旧年中は拙文におつきあいいただき有難うございました。
本年もよろしくお願いいたします。

毎年同じことを思うのですが、あっという間に過ぎてしまった一年でした。
年々月日の過ぎ去るのが早くなるように思います。
それに比べて年々自己の歩みが遅くなることを痛感いたします。
一年あればこれだけぐらいのことは多分できるだろうと思ってスタートするのですが、一年が経ってみるとその半分も達成できていません。
己の才能の無さと努力不足を思い知らされてなんとも情けない思いに駆られます。
ま。しかし。
才の無さは今に始まったことではなし、せめて昨年よりはより多く努力して少しは実りの多い年にしたいものです。

それで。当連載についてなのですが。
昨年は急な特注品の納品に追われたり、目下進行中の回路が思うようにできなかったりして、ぼつぼつと途切れ途切れの連載に終ってしまいました。
今年はもう少し中身の濃い連載にしたいと思っております。
と書きながら、はや三が日が過ぎてしまいました。
ええ。
もちろん昨年は大晦日まで頑張りましたです。
本年も元旦から頑張っておりますです。
相変わらず年の初めから泥沼にはまってもがいております。
三が日が終るころになってなんとか少し明かりが見えてきたところなのですが、それにつきましてはいずれことの次第がはっきり見えたところで書くことにいたします。

さて。
今回のテーマはRAMボードです。
名前の通り62256型RAM基板です。
当連載のテーマはトランジスタでつくるCPU回路です。
RAMボードはCPUの外に置くべき回路ですからちょいとテーマが違うといえばその通りなのですが。
しかし実際のところHCMOSIC版CPUボードのMYCPU80Bも本体ボード上に62256RAMを搭載しています。
CPUだけでは動作できなくて、外部にメモリを置いてそこにプログラムを書くことで、はじめてそれを実行することができます。
結局単体のCPUだけではなにもできなくて、せめてRAMは必須の存在であります。
そういう理由から、当連載でも初期の段階からRAMボードについて考えていました。
どうせ必要なものですから、RAM回路もトランジスタ版CPU回路の一部として作ってしまうことにしました。
下がRAMボードの回路図です。

RAMもそれ自体では動作できなくて、やっぱり周辺にあるていどの回路が必要です。
上はRAM周りの回路ですが、RAMボードにはそのほかにも回路があります。

こちらがそのほかの回路です。

トランジスタ版CPUのためのRAMボードですから、必要な回路はやっぱりトランジスタで構成しています。

下はRAMボードの試作基板です。

基板のサイズはそのほかの基板と同じ100mm×100mmです。

こちらは裏面(ハンダ面)です。


パーツを実装しました。

実は、試作基板を作ってパーツを実装して動作テストをしたのはもう何ヶ月も前、昨年の夏の頃です。
ほかの回路のことを書くのに追われて、今まで書くことができなくてずっとそのままになっておりました。

こちらは基板裏側です。

やっぱりあちこちに修正のための部品追加が必要でした。

トランジスタでCPUをつくろう![第190回]
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