2020.4.23
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第228回]



●REGISTER回路(5)REGISTER_SELECT_WR、REGISTER_SELECT_RDとの接続

REGISTER回路のテストはND80Z3.5の82C55に直接接続する形でテストを行ないました。
しかし実際のCPU回路としてはREGISTER回路はそのように単独では使いません。
その前段にREGISTER_SELECT_WR回路とREGISTER_SELECT_RD回路を配置することで、特定のREGISTERとしてWRITE/READします。
そこで今回はREGISTER回路基板の仕上げのテストとして、REGISTER_SELECT_WR回路基板とREGISTER_SELECT_RD回路基板とも接続したうえで動作テストを行ないます。
REGISTER回路基板のコネクタ図は[第219回]でお見せしましたが今回の説明の助けとするために再掲します。

CN1にはREGISTER_SELECT_WR回路基板とREGISTER_SELECT_RD回路基板から合成される形で図の配列の信号が入力されます。
REGISTER_SELECT_WR回路基板からはW0−W7(W8−W15)が16pinコネクタの半分に供給され、REGISTER_SELECT_RD回路基板からはR0−R7(R8−R15)が16pinコネクタの残りの半分に供給されます。
構想としてはその2つの信号は専用のコネクタ基板の上で16本の信号として合わせた上で16pinケーブルでREGISTER群を数珠つなぎにしたところに供給するように考えています。
REGISTER基板にはその数珠つなぎのために2個の16pinコネクタCN1とCN2を配置してあります。
本来は数珠つなぎのためのコネクタですが今回はREGISTER基板は1枚だけを使ったテストですので、そのREGISTER基板上の2個の16pinコネクタを専用コネクタ基板の代用として使うことにして、そこにREGISTER_SELECT_WR回路基板からの16pinケーブルとREGISTER_SELECT_RD回路基板からの16pinケーブルを接続します。
CN3には今までのテストと同じようにND80Z3.5上の82C55のCポートを接続します。
そのように接続してもまだ接続は足りません。
REGISTER_SELECT_WR回路基板にはWR_とd0−d3を、REGISTER_SELECT_RD回路基板にはRD_とs0_s3を与える必要があります。
この信号についても専用のコネクタ基板を使って1本の16pinケーブルで供給するように考えていますが、今回のテストでは以前にも使った汎用のコネクタ基板を利用して16pinコネクタを3個実装し、下の接続図のようにREGISTER_SELECT_WR回路基板用の信号とREGISTER_SELECT_RD回路基板用の信号を1本の16pinケーブルにまとめた上で増設用82C55の26pinコネクタに接続します。


こちらがコネクタ基板です。


上のコネクタ図とダブりますが、82C55との接続図です。

左側と右側で信号名のd0−d3が重複していてちょっとまぎらわしいのですが、もちろんこの両者は別の信号です。
右側は8ビットのデータ信号の意味でd0−d7としています。
左側のs0−s3はレジスタを読み出し元として選択するための信号でsourceの意味で使っています。
左側のd0−d3はレジスタを書き込み先として選択するための信号でdestinationの意味で使っています。

下は全体の接続イメージ図です。


各基板を上の接続イメージ図の通りに接続しました。

左下は増設I/Oボードです。
その上は16pinコネクタ3連を実装したコネクタボードです。
中央上側はREGISTER_SELECT_RD基板です。
その下はREGISTER_SELECT_WR基板です。
右側はREGISTER基板です。
下側に一部だけ写っているのは試作版のND80Z3.5です。

トランジスタでCPUをつくろう![第228回]
2020.4.23upload

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