2021.7.19
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第376回]



●プリント基板を発注しました

何回も試作を繰り返しておりましたPC(プログラムカウンタ)回路がやっと定まりました。
今までPC回路が確定できなかったためにそこでずっと足踏みをしていたのですが、これでやっと先に進むことができます。
ということで、いよいよ製品版のプリント基板の製作です。
今までは部分的な回路をそれぞれ試作基板にして動作確認をしてきましたが、最終的な製品にすることを前提に基板の製作に取り掛かりました。
回路のうちのDECODE部分の回路基板については製品版に近い形の試作基板をすでに製作しています([第349回])。
今回はその試作基板をもとに製品版のつもりでDECODE回路基板を作図しました。
下はそのシルク版です。

基板のサイズは縦200mm×横240mmです。
トランジスタは2SA1015と2SC1815を合わせて242個使います。

こちらは部品面版(表側)です。


こちらはハンダ面版(裏側)です。


そして下が前回までの試作を経てやっと確定したPC回路基板のシルク版です。

回路の割り振りの都合で外部出力(OUT)回路と外部入力(IN)回路も同じ基板に載せることにしました。
基板の左側部分がPC回路で右上がOUT回路、右下がIN回路です。
基板のサイズは縦200mm×横330mmです。
トランジスタは2SA1015と2SC1815を合わせて336個使います。

こちらは部品面版(表側)です。


こちらはハンダ面版(裏側)です。


そしてこちらが心臓部といいますか頭脳部といいましょうか、CPU回路の中心になるレジスタ回路とALU回路基板のシルク図です。

縦は同じ200mmに押さえましたが横は随分長くなってしまいました。
基板のサイズは縦200mm×横380mmです。
トランジスタは2SA1015と2SC1815を合わせて482個使います。
基板の左側部分にWレジスタ、Aレジスタ、Bレジスタ回路があります。
基板の右側部分にはALU回路があります。

こちらは部品面版(表側)です。


こちらはハンダ面版(裏側)です。

一番下にREG/ALU基板を置き、その上にPC/IO基板を置いて、一番上にDECODE基板を置くというように3枚の基板を重ねて置くように考えています。
気になるトランジスタの総数は合計1060個になりました。
「トランジスタ技術」誌の4ビットCPUのトランジスタ数が1700個余りとのことですので、それに比べればずいぶん少なくて済んだことになります。

以上3枚のプリント基板の製作を発注しました。
できてきたらトランジスタ1000個の実装作業です。
抵抗とコンデンサもそれぞれ1000個以上です。
思っただけで汗が出てきます。

トランジスタでCPUをつくろう![第376回]
2021.7.19upload

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