パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
[第307回]
●危険なサイト???
ホームページの更新としては10日ぶりの更新です。
パソコン関連のテーマとしては1年半ぶりの更新になります。
現在はやっとのことで完成しましたトランジスタ版4ビットCPU回路組立キット「MYCPU4TR」の説明書の作成作業中です。
それと並行してご注文をいただきました分の組立キットのパーツの取り揃え作業も進行中です。
なにしろパーツの数が桁違いなのでなかなかに大変です。
そんななかで突然遭遇することになったのが今回の事件です。
ちょいと理由があって、現在仕事に使っている何台かのパソコンとは別にもう1台パソコンが必要になりました。
さてどうするか。
考えながら部屋の中をぼんやり眺めていましたら。
部屋の隅に半ばガラクタに埋もれている1台のパソコンがあることに気が付きました。
おお。これはこれは。
さっそく引っ張り出してほこりを払ってディスプレイとマウスとキーボードをつないで電源を入れてみましたところ普通に起動しました。
Windows7(64bit)でした。
どうやら1年半前の騒動([第279回]〜参照)のときに組んだもののようですが、なぜなんのために組んだのか全く記憶がありません。
テスト的にインストールしたもののようです。
これを使って作業しようとしたのですが私がやりたいことはどうも64bit版ではできないらしいことがわかりました。
64bitなど○○食らえ、であります。
やっぱり32bitでなければまともに使えません。
そこでさっそくWindows7(32bit)OSを手しました。
入手したWindows7をインストールしてそこにブラウザをダウンロードしました。
私はいつもはFirefoxをメインに使っていますので今回もまずはFirefoxをダウンロードしました。
ところがどうもなんだか動作がおかしい(まだほんの半月ほど前のことなのに、その状況についてどういうことだったのかさっぱり思い出せません。どうやら私の頭のほうが一番問題がありそうであります)。
そういうことならばということで、次はGoogle Chromeをダウンロードしました。
なぜブラウザのダウンロードかといいますと、今回私がやろうとしていることのためにはまずは当ホームページの過去記事を確認する必要があったからです。
さて当ホームページに行く方法なのですが。
当ホームページを開くためにいつも使っているパソコンはちゃんとトップページへのリンクがつけてありますから簡単です。
しかし今回はまだ最初にダウンロードしたばかりのブラウサですから、簡単に開くわけにはいきません。
そういう場合に一番簡単な方法はGoogleで検索をかけることです。
随分長い間せっせせっせと記事をUPしてきましたので有難いことに上のように「Z80 マイコンキット」なんていうようなワードで検索すると検索上位に表示してくれます。
Googleさまさま、であります。
それで、リンクをクリックしましたところ。
ぬぁんと。
恐怖のメッセージであります。
んな、ばかな。
安全マークでありますところの「https」がなんと二重線でしっかり消されてしまっています。
実はこの問題に遭遇したのは今回がはじめてではありません。
かれこれ2〜3ヶ月も前に経験済みです。
用があって出かけた先で時間つぶしにインターネットカフェに入ってそこで2〜3時間仕事をすることになりました。
インターネットカフェったってマンガや動画などを見たりはしませんです。
もうひたすら仕事であります。
なんたって重度のワーカーホリックであります。
そこで「えっと、あれはどのあたりに書いたんだったっけ」と、そこでも当ホームページに行って調べものをしようとしました。
もう10年以上もあれこれ書いてきていますので、当ホームページは私自身の備忘録、作業ノートとしてしっかり役立ってくれています。
それでそのときも上と同じようにしてGoogleで検索をして当ホームページを開こうとしたときに上記の恐怖のメッセージが表示されたのでありました。
これは衝撃でありました。
こ、これは何かの間違いに違いない。
何回も繰り返し試してみたのですが、結果は毎回同じでありました。
さてはハッカーに乗っ取られてしまったか?
あるいはウィルスか?
もう混乱の極みであります。
まてまてまて。
ここはひとつ落ち着いて。
幸いここはカフェであります。
コーヒーをゆっくり飲みながら、表示された内容をしっかり吟味してみることから始めました。
そこでまずわかったことは。
NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALIDという表示は何らかの理由でSSL証明書の有効性が確認できなかったという場合に出されるようです。
SSL認証?
だってそれはワタシのせいじゃない。
それはプロバイダーたるALLESNETが全て取り仕切って全部おまかせでそのようにしたはず…。
ということで、あらためて上記の表示をよく見てみましたら。
問題があるのは当ホームページuserweb.alles.or.jp/chunichidenko/ではなくてその上位のuserweb.alles.or.jpそのものが問題だと指摘しているようです。
果たしてそういうことなのかどうか、それを確認してみるためにGoogleで”userweb.alles.or.jp”で検索をかけてuserweb.alles.or.jpで始まるいくつかのサイトを表示させてみようとしたところ、それらの全てで同じエラーが表示されました。
よかったー。
ウチが悪いんじゃなかった。
原因はALLESNETだったんだ。
いやいやいや。
喜んでいる場合ではない。
これはおおごとではないか。
とにかくALLESNETに「いったいどうなっとるんじゃあ」と問い合わせてみなければ。
それで出先から戻ってきて、さっそくいつもメインで使っているパソコンを立ち上げてGoogle Chromeで確認してみましたところ。
「あれ?なおってしまった?」
ウチのパソコンでは恐怖のエラー表示は出ずにいつものように普通に当ホームページが表示されました。
「そーか。そーか。ALLESNETの管理者も異常に気がついてさっそく修正したのか」
よかった。よかった。
一時はどうなることかと思ったが、これで一件落着じゃ。
と、そのときはそれで終ったのでありましたが。
一件落着ではなかったのでありました。
念のために新しくWindows7をインストールしGoogle Chromeをダウンロードしたパソコンで、あらためてGoogle Chromeのアドレス窓に”https://userweb.alles.or.jp”とだけ入力してみましたが、やっぱり下のように表示されました。
こりゃあいかん。
やっぱりALLESNETに問い合わせてみなければ。
と思ったのですが、ちょっと待てよ、と思い直しました。
どうもどこかが変です。
私がインターネットカフェでこのことに気が付いてからもう2ヶ月以上が経過しています。
その間にALLESNETの管理者がこんな重大なことに全く気が付かないなんてことがあるだろうか?
念のためにGoogleで”allesnet”と”接続できない…”を検索語句にして検索してみても何もそれらしいものは出てきません。
どうやらこの問題は一般に広く認知されている問題ではなさそうです。
しかしインターネットカフェのパソコンはどう考えても「一般」のパソコンのはず。
そこでこの問題が発生しているのにだれも気が付いていない(らしい)なんて、そんなことがあるだろうか?
まだ途中なのですが、本日は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。
パソコンをつくろう![第307回]
2021.10.12upload
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