2025.1.13
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第198回]



●PIC16F1827(11)4xPLLが無視される?

PIC16F1827のために書いたテストプログラムも無事に書込みができるようになりましたし、消去もできました。
せっかくそこまでできましたのでPIC16F1827に書き込んだテストプログラムを実際に動作させてみることにしました。
テストのためにジャノ目基板を使って回路を組んでもよいのですけれど何か既存の基板で使えるものがないか探してみましたらちょうど使える基板がありました。
[第49回]で紹介しましたLCDIF回路です。
そこではまだジャノ目基板に試作回路を組んでテストをしていましたが実はその後にプリント基板を作りました。
ただ肝心のPICBASICコンパイラボードのソフトウェアの方が途中で止まってしまっている関係で特に売り出す訳でもなくてそのままになっています。
この基板はPIC16F84を使っていますがPIN配列がPIC16F1827と同じなのでLCDを接続するためのコネクタにLED表示回路を接続すれば動作の確認ができそうです。
本来はLCDを制御するための回路ですからそこにLED表示回路を接続しても全I/Oポートの出力をそのままLED表示させることはできませんが動作の確認をするだけなら十分できます。
ということで試してみたのが下の写真です。

PICは通常の5V品でも動作範囲が広くて3Vでも動作させられます。
簡単なテストをするにはそれで十分なので上の写真のように単三乾電池2本を直列につないでテストしました。
結果はうまくいったように思えたのですが。
どうもクロックがおかしいのです。
プログラムでは内部発振モードの8MHzを4xPLL回路を通して32MHzクロックを得ることで256msごとにパルス出力するはずなのですがそれが1秒ごとの出力になっているように見えます。
プログラムではそのポート出力とは別に1μsのパルス出力もするようになっています。
そこでその出力をロジアナで確認してみましたら。
こんな出力でした。

どう見ても1μsではなくてしっかり4μsの出力です。
つうことは。
4xPLLが全く働いていません?
そんなばかな。
ここでまたしっかり悩んでしまうことになりました。
うーん。
本当にPICというやつは。

PICBASICコンパイラ[第198回]
2025.1.13 upload

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