2022.6.11
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PIC−USBIO using BASIC

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USBインターフェースを内蔵したPICを使ってWindowsパソコンで外部回路を制御するための各種I/O基板の製作記事です。
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[第9回]



●ROPEN、RDATA、EOF

今回はROPEN、RDATA、EOFの説明です。
前回、前々回はCSVファイルを作成する命令について説明しましたが今回の命令はその逆の働きをする命令です。
CSVファイルをオープンしてファイルのデータを変数に読み込みます。
実行例として前回WOPEN、WDATAによって作成したtest4.csvファイルを読み込んで表示してみました。



ROPEN #n,ファイル名

ROPENはCSVファイルをREADファイルとしてオープンします。
nは5〜8の間の整数です。
[第7回]の#nの説明が間違っていました。
WOPEN命令の#nは#1〜#4です。
現在は訂正済みです。

RDATA #n,変数名

#nは#5〜#8です。
ROPENでオープンしたファイルからデータを変数に読み込みます。
WindowsアプリケーションのTeraPadやEXCELなどではデータ区切りの ,(カンマ)が命令の終わりにある場合と無い場合とで扱いが異なりますがRDATA文は , も改行コードも値と値との間のセパレータとしてしか認識しません。
両者の違いは読み込んだ後の命令(PRINT文など)には引き継がれませんから上の例のようにPRINT文の規則の通りに表示されます。
RDATA文は上記例のようにGOTO文を使って繰り返して値を読み込むプログラムになります。
WDATA文では複数の値を記述することができましたがRDATA文では1個の変数しか記述できません。
最後の値を読んだあとファイルの終わりを知るためにEOF()の値を確認します。

EOF(n)

nは5〜8の整数です。
ROPENでオープンしたファイルのデータを読み込んだあとファイルエンドになったらEOF(n)の値が1になります。
まだデータが残っている間はEOF(n)の値は0です。

PIC−USBIO using BASIC[第9回]
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