2016.9.10
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マイコン独立大作戦
CRTインターフェースボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[第12回]


●またもや残念な結果に…

再度Amazonで購入した7インチ車載モニター([第10回])について、その結果を書いていませんでした。
実はまたもや残念な結果に終ってしまいました。

下が今回購入した7インチ車載モニターにCRTインターフェースボードを接続して文字を表示させた写真です。

期待に反してちょっと鮮明さに欠ける表示という印象です。
その前に購入した7インチモニターと同様今回も800×480ドット表示とのことですが、あっという間に壊れてしまった前回のもののほうが表示ははっきりしていました(すぐに壊れてしまったのが残念です)。
問題は画面下部右側にゴーストの様なノイズが出てしまっていることです。
7〜8行上にも少し見えます。

画面を拡大しました。

普通のテレビ画面などを表示させてみると、割ときれいな画面でこのような表示にはなりませんから、こういういわば「目的外使用」には適さない何かがあるのかもしれません。
いろいろ工夫してみたのですが、このノイズは除去できませんでした。

これで都合3台購入して試してみたのですが、たまたま運が悪かったのかも知れませんけれど、ちょいと残念な結果になってしまいました。
7インチで3000円前後とお買い得なのですが、どうもこの価格帯のものは、難有りという感じです。
しかし、このまま引き下がるわけにはいきません。
次はもう少し上のクラスを試してみることにいたします。

それはそうと前回少し紹介しました、デジタルオシロについて。
デジタルオシロをさわるのは今回が初めてということで、最初はちょっと戸惑いましたが、なんとか少し慣れてきたところです。
中古品ですがなかなかしっかりしていて、さすがはソニーテクトロニクス社製です。
これなら使えそうですけれど、でも私としてはやっぱりずっとずっと昔のアナログ式オシロのほうが使い勝手がよいように思います(とにかく化石人なのです)。
今回は長い間愛用してきたソニーテクトロニクス社製オシロスコープが突然壊れてしまって、このままでは仕事になりませんから、それなりの性能のものを急いで入手しなければならず、いわば緊急避難的にこのデジタルオシロを入手したのですけれど、本当はアナログオシロが欲しかったなあ、と思っています。
今はなんでもデジタルなのですけれど、デジタルは間にAD変換が入っているところが気に入りません。
職業柄回路の問題点を探らなければならないということがよくあるのですが、そういうときなどに微妙な波形のゆがみとか数nsの細いヒゲなどから問題の原因にたどりつく、ということを数多く経験しています。
しかし、いくら高性能のオシロでも、デジタルではそこのところがちょっと難しいだろうなあ、という気がします。
やっぱりAD変換などを通さず直接そのままの波形を見たいのです。
ま、そうはいいましてもせっかく入手したオシロスコープですので、せいぜい使いこなしていくようにしたいと思います(どうしようもなかったらやっぱりアナログ式オシロを入手してしまうかも)。

CRTインターフェースボードの製作[第12回]
2016.9.10upload

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