2024.6.16
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第456回]



●「TR74D」シフトレジスタ(2)

今回は前回のTR74D回路を使ったシフトレジスタの動作テストのオシロ波形の記録です。
下はTR74Dの(1)回路に入力したクロック信号の波形です。

上側(CH1)は(1)のDに入力したクロックデータ(250KHz)です。
下側(CH2)は(1)(2)の両回路のCKINに入力したクロック信号(2MHz)です。

下は上の時の(1)回路のD入力とQ出力の波形です。

上側(CH1)は(1)のDに入力したクロックデータ(250KHz)です。
下側(CH2)は(1)回路のQ出力波形です。
Q出力はCKINの立ち上がりの時のD入力をラッチしてそれを出力します。
波形はオシロのグランドラインが遠いためCKINのノイズが乗っています。
ちょうどそれがCKINの波形に一致していますので信号波形の確認にはそのほうが都合がよいです。

下は(1)回路のD入力とQ’_出力の波形です。
D入力は上と同じです。

下側(CH2)は(1)回路のQ’_出力波形です。
Q’_出力はCKINの立ち下がりの時のQ出力をラッチしてそれを出力します。
シフトレジスタの動作テストとしては入力クロックに同期してその直前の下位ビットの出力データが上位ビットから出力されるところを確認することになります。
ここでちょっと何か考え違いをしてしまったようです。
クロック入力の立ち上がりエッジでその動作をするのか立ち下りで動作をするのかは設計の都合でどちらでもよいはずなのですが、そこのところで少し思い違いをしてしまいました。
動作としては(1)のQ出力を(2)のD入力につなげばよかったはずなのですが(1)のQ’_出力を(2)のD入力につないでテストをしてしまいました。
TR74Dを使ったカウンタ回路の動作が頭の中に残っていたからかもしれません。
結果としてはそのようにしてもシフト動作が正しく行なわれることが確認できました。

下は(2)のQ出力波形です。

下側(CH2)は(2)回路のQ出力波形です。
(1)のQ出力波形から1クロック分シフトした波形になっています。

下は(2)のQ’_出力波形です。

下側(CH2)は(2)回路のQ’_出力波形です。
(1)のQ’_出力波形から1クロック分シフトした波形になっています。

トランジスタでCPUをつくろう![第456回]
2024.6.16upload

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