PICBASICコンパイラ
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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第214回]
●PIC16F627(9)logianaで解析(2)
せっかくロジアナで解析しようとしたところ記録できるメモリ容量が絶望的に小さいという致命的な壁にぶち当たってしまいました。
しかしここで諦めるわけにはいきません。
なんとかこの壁を突破しなければ。
そう思いつつその一方では怠惰な誘惑が囁きかけます。
ええ。
わかっているのです。
もうどこにも売っていない16F127なんぞに関わっていないで改良版のPIC16F628Aを使えば恐らく問題はクリアしてしまうだろうということを。
下はPIC16F628AのData Sheetです。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F627A/628A EEPROM Memory Programming Specification
PIC16F627A/628AにはBulk Eraseコマンドがあるのです。
これを使えば一発で消去できてしまいます(そのはず)。
ちなみに下は以前にもお見せしたPIC16F627/628のData Sheetです。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F62X EEPROM Memory Programming Specification
あれ?
Bulk Eraseコマンドがありますね?
えっと。
私は何をやってたんだろう。
さては痴呆の前兆か。
えらいこっちゃあ。
ほら。
PIC16F627もBulk Eraseコマンドを使えば消去できるって書いてあるじゃありませんか。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F62X EEPROM Memory Programming Specification
思い出しました。
Note:のところに書いてあります。
コードプロテクトがかけてあったら消去できませんって。
じゃあどうするのっていいますと。
コードプロテクトを解除しなければなりませぬ。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F62X EEPROM Memory Programming Specification
1.〜8.の手順に従って実行するとコードプロテクトが解除され同時にBulk Eraseも行なわれます、と書いてあります。
それならこれを実行すれば全然OKじゃんということで、そこでドツボにはまってしまったのでした。
えっと。
何を書くつもりだった?
ああ。痴呆が…。
そうそう。そうでした。
そこでこけてしまったからといって、どうせ今は入手すら困難なPIC16F627にそこまでこだわらなくても16F628Aを使えば問題解決じゃん、と言いたかったのでした。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F627A/628A EEPROM Memory Programming Specification
PIC16F627A/628AならTABLE 3−1の上から3番目、アドレスをConfig MemoryにしてBulk Erase Program Memoryコマンドを実行すれば全消去されるということであります。
あれ?
CPDがOFFのときはData EE MemoryはUnaffected?(4行目)
うむむむ。
ちょいと納得がいきませんが。
そのあたりはPIC16F628Aを入手して試してみればわかるはず。
まあ、とにかく。
PIC16F627にこだわるのはもういい加減にしたらよいのでは。
という怠惰な誘惑といいますか現実的な賢明な考えなのでありますが。
なぜにそこまでこだわるのか?
だって。
どうにも面白くないじゃありませんか。
このままじゃ自尊心がいたく傷つきまする。
そんなことも解決できないのかって。
ようするにアホなのでありますね。
PICBASICコンパイラ[第214回]
2025.2.8 upload
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