2025.5.7
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超ローコストPICWRITERの製作

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「PICBASICコンパイラ」からスピンオフ!!
過去記事を参照することなどを考えて該当する過去記事は「PICBASICコンパイラ」のまま連載回もそのままとします。
以後は前回記事からの流れで[第236回]からとします。
「PICBASICコンパイラ」はなるべく早く連載を再開したいと考えています。
PICはローコスト、高機能で種類も豊富なお手軽マイコンですがプログラムを書き込むためのWRITERが必要です。
それをできるだけ安価に作ってしまおうというプロジェクトです。
最終的には製品化を考えています(組立キット、完成品)。
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[第278回]



●PIC16F1938(6)テストプログラム(5)4xPLLをOFFにしました

前回は時間がなくて説明の途中で終ってしまいました。
今回は前回の続きです。
実はひとつ写真を撮り忘れたことがあってそれで再度テスト作業をしたところまたしてもまさかの事象が発生してしまいました。
それについてはおおよその見当はついたのですがそれについて書こうとしますととても時間が足りません。
そういう事情で前回は説明の途中で終ってしまいました。
今回もやっぱり時間がありませんのでまた途中で終ってしまいそうです。
毎回のように書いておりますがどうか気長なお付き合いをお願いいたします。

下は前回作成したプログラムPIC16F1938TEST5.ASMを実行してPORTBのbit0の出力をオシロスコープで観測した画像です。

20MHz水晶を実装してテストを行いました。
[第275回]で内蔵発振クロック4MHzで同じようにプログラムを実行してPORTBのbit0の出力波形をオシロスコープで観測しました。
そのときの出力波形は1msecごとに変化しました。
今回は20MHzクロックですからそのときの5倍の周波数です。
上の画像を見ますと200μsごとに変化していますから速度は4MHzのときのちょうど5倍になっています。
計算はぴったり合っています。

そこでちょいと気を良くして32MHzのクリスタルでも同じことをやってみました。

[第276回]でも32MHzクリスタルでテストを行ないました。
そのときは4xPLL機能が働いていたため計算上はFosc=128MHzになるところなのですがさすがにそれは無理のようで計算したところ約100MHzほどという結果になりました。
今回は4xPLLをOFFにしてのテストです。
その結果は上の画像のようにPORTBのbit0は125μsごとに変化しています。
4MHzのときのちょうど8倍の速度です。
DataSheetでは外付け水晶発振の場合の上限は20MHzになっていますがそれをはるかに上回る32MHz水晶でも安定して動作しました。
何も対策しなくてオーバークロックです。
これはちょいとすごいです。

ここまで+5V電源でテストをしてきました。
ひょっとすると3Vでもいけるんじゃないか。
そう思ったので同じテストを今度は単三乾電池2本直列3Vでテストしてみました。
まずは20MHzクリスタルです。

おお。
きっちり200μsです。
さきほどの+5Vでのテストと同じ結果になりました。
次は32MHzです。

あれ?
またしてもおばけが?
32MHzで発振しているはずなのに、1msecごとにカウントアップ?
う?
1msecごとって、どこかで見たような…。

今回も時間がなくなってしまいました。
謎を残しつつ次回に続きます。

超ローコストPICWRITERの製作[第278回]
2025.5.7 upload

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