超ローコストPICWRITERの製作
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「PICBASICコンパイラ」からスピンオフ!!
過去記事を参照することなどを考えて該当する過去記事は「PICBASICコンパイラ」のまま連載回もそのままとします。
以後は前回記事からの流れで[第236回]からとします。
「PICBASICコンパイラ」はなるべく早く連載を再開したいと考えています。
PICはローコスト、高機能で種類も豊富なお手軽マイコンですがプログラムを書き込むためのWRITERが必要です。
それをできるだけ安価に作ってしまおうというプロジェクトです。
最終的には製品化を考えています(組立キット、完成品)。
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[第319回]
●PIC16アセンブラ(6)命令コードを再度確認/これで終るはずだったのですが…
命令コードの確認は[第317回]で行いました。
しかしその後に前回のエラー処理のためにPIC16アセンブラプログラムをかなり修正しました。
ひょっとするとその作業をしたために新たなプログラムミスがおきているかもしれません。
そこで再度前回のエラーチェック用のテストプログラムではなくて[第317回]で使ったテストプログラムを用いて正しくアセンブルできるかどうかの再確認をしました。
ソースプログラムとして同じファイル名を使うと以前の結果のファイルが上書きされてしまうのでソースプログラムを別のファイル名に変えて(中身は同じファイル)テストを行いました。
その結果作成されたHEXファイルを以前に作成されたHEXファイルとWinMergeで比較してみました。
比較してみた結果は。
両者の中身は同一だと判定されました。
これでやっと。
PIC16アセンブラの完成です。
のはずだったのですが…。
PIC16アセンブラの作成ではPIC12F629のData Sheetを参照しながら作ってきました。
命令数が35というのはPIC16F628などでも同じだったと記憶していましたからそれでよいだろうという認識でした。
[出典]Microchip Technology Inc. PIC12F629 Data Sheet
しかし念のためということでWindows98SEのMPLABでは認識されなかったPIC16F1503のData Sheetを確認してみたところ。
[出典]Microchip Technology Inc. PIC16F1503 Data Sheet
えっ。
49 Instructions!?
なんと14命令も増えているじゃありませんか。
[出典]Microchip Technology Inc. PIC16F1503 Data Sheet
赤四角で囲った命令が増えています。
[出典]Microchip Technology Inc. PIC16F1503 Data Sheet
最後のMOVIWやMOVWIは、こんな命令使うかなあという感じの命令ですがそのほかの命令は追加して作るしかなさそうです。
うむむむむ。
よく確認すべきでありました。
想定外の事態です。
お天気の方も明日からまた猛暑なのだそうですが、私のところもまたまた超ホットになりそうです。
超ローコストPICWRITERの製作[第319回]
2025.8.13 upload
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