2019.5.29
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[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第53回]


●CRTモニタディスプレイに表示しました

また何日か間が空いてしまいました。
ここ数日EPM7128SLC84の新しいVHDLプログラムを書いていたのですが、どうにも納得できない異常な動作に直面してしまい、苦闘しておりました。
VHDLプログラムはまともだと思うのですが、それをコンパイルしてEPM7128SLC84に書いて実行させてみるとまともに走りません。
なんというかノイズによって誤動作しているような感じで、非常に不安定な動作になります。
それでおよそ3日ほどその異常な現象と格闘しておりましたので、とてもHPを更新する気分的な余裕がありませんでした。
本日になってやっと問題が解決しました。
おおそういうことだったか、ということでわかってみれば当たり前のことなのですが、そこにたどりつくまでが苦行なのです。
そのあたりのことにつきましてもいずれ順を追って書いていきたいと思います。

さて。
このところのテーマについて。
実はもう2週間以上も前に本テーマについては作業を完了しております。
しかし動作テストをして、それを写真に撮って、という作業はそれなりに手間がかかってつい資料としてまとめるのが遅くなってしまいます。
さらには上に書きましたように、別のことでも何か問題にぶつかってしまうと、とても落ち着いて記事を書いているゆとりがありませんので、HPにUPするのが余計に遅くなってしまいます。
そんなわけでUPするのが随分遅くなってしまいましたが、とにかくCPLD版CRTIFはハードもVHDLプログラムも無事出来上がっております。

下はCRTグリーンモニタディスプレイに接続してテスト動作中の画面です。

定番ですが、独立型のZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動して、さらにMBASICを起動させました。

これも定番ですが、MBASICを起動させたあと、STARTREKをLOADして実行させました。


下はそのテスト中の写真です。

このグリーンモニタディスプレイは随分昔(30年以上前)の年代物です。
まだまともに動作するのが驚きです。
画面サイズは9インチですから文字は随分小さいです。
昔はこんな小さな文字でもちゃんと読めていたはずなのですが、今は眼鏡をかけても読みにくいです。
いやでも老いを感じさせられてしまいます。
それはともかく。
下の方に見えているのがND80ZSMです。
その左上に見えるのが新しく作り直したCPLD版VGA/CRTIFボードです。
その右につながっているのはマイコン独立化セットのSDカードIF/キーボードIFボードです。
写真下側に少しだけキーボードが見えています。

もう少し近付いて撮影しました。

新しく作った基板はVGAIFとCRTIFの両方が機能します。
といっても同時にはどちらかの回路しか使えませんが(ジャンパピンで選択します)。
上の写真ではCRTIFのRCAプラグとVGAIFの15pinDSUBコネクタの両方を接続しています。

●家庭用液晶TVに表示しました

CRTIFは本来はCRTモニタを接続するための回路ですが、家庭用TVのビデオ入力端子に接続することで、家庭用TVにも表示することができます。
昔のブラウン管TVは接続しても表示が不鮮明で横40字がやっとでした。
横80字だとぼやけてしまって8とBの区別がつきにくかったのですが、近年の液晶TVはデジタルですから大画面ではっきり見ることができます。
下の写真は横40字モードでランダムな表示を行なったところです。


こちらは通常の横80字の表示ですが、全く問題ありません。

先ほどと同じように独立型のZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動して、さらにMBASICを起動して、STARTREKをLOADしました。

STARTREKを実行中の画面です。


なおCRTIFはモノクロ映像信号出力なのでカラーTVに接続してもカラーにはできません。


新マイコン独立化セットのVGA/CRTインターフェースはVGAディスプレイに対してはキャラクタ単位で色をつけることができますが、今回製作したCPLD版VGA/CRTIFボードは、EPM7128SLC84の出力端子数が足りないのでカラー機能は搭載できません。

CPLD入門![第53回]
2019.5.29upload

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